《MUMEI》

黒いセダンが私をつけている…

「お茶でもしませんか」

…アメリカでもこんなのあるんだ…

声の主を右目で見る。
中年の男性だった。

私は財布を部屋に置いてきた。 怒鳴って歩いて喉はカラカラだ。
お茶だけなら……………
私は思った。

50メートルほど前方にカフェの看板が見える。

「あの店でなら…」

私はとっさに答えていた。

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