《MUMEI》
柵のこっち側を、自分の大きさほどに掘ったタカ。
今度は、柵の前で、私の体を踏み台にして、柵の向こう側へ飛び出た。
キャウ〜ン、タカに踏まれた背中が、ちょっと痛い。
ザリザリザリ…
タカは、向こう側も同じ様に、掘り出した。
2つの穴が繋がった。
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