《MUMEI》
哀、悲、暗。
バタバタ…バッタ〜ン
勢いよく、ドアが開いた。


「暗(くらい)、悲(かな)、パパはどこ?」
入って来たのは、哀(あい)ねえちゃん。


ボクと悲の 八歳年上の姉だ。只今、高校三年生。因みに、ボクと悲は双子の姉弟だ。小学三年生。


「ん〜どこかな?暗〜知ってる?」


「いや…」


「も〜あのくそ親父!とっちめてやる〜。」

哀ね〜ちゃん、初っぱなから、飛ばしてます(笑)


「ねえ、またいつもの…あれ?」
悲がボクに、耳打ちする。


「間違いないな、全く…あのバカ親父。」
ボクと悲は、溜め息をついた。

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