《MUMEI》

「ん?いつもと違う人が、もう1人。」

窓辺で、物思いに更けるウェンズディ。


「ウェンズディ、ど〜したの?大人しいじゃない。」


「え?」とウェンズディ。


真夜「そっか、進学か。」


いっくん「ディビー、3年だっけ。」


ウェンズディ「アメリカに帰るなんて、言い出したのよ。」


いっくん「なんで、また?」


ウェンズディ「いっくんに振られたから。」

いっくん「まっさか〜。」


真夜「まあ、進学の事は、あたし達にとっても、そう遠い将来の事じゃないから、他人事じゃないわね。」


いっくん「遠いよォ、あと2年もある。」


真夜「呑気な人。」

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