《MUMEI》

「あのあなたは、誰ですか?」


ちょっとキツく少年に聞いた。


あれ
そういえば
なんで
私の
名前知ってるんだろう


疑問を持ちながら、ましろは少年を見た。


「神様。」


目が合うと少年は少し小さめの声で言った。


「えっ!?すみません、もう一度言ってください。」


「神様。」


少年はさっきよりも、大きな声で言った。

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