《MUMEI》

「あぁ、もちろん。」


セツは今起こったことを覚えていないのか、普通に答えた。


「じゃあ、神様なのにどうして私を斬ったんですか?」


ましろは首から手を離せずにいた。


また血を噴き出し、床に落ちてしまうことが恐かったから…


「お前は、何も分かっていないんだな。」


「……。」


神様が言っていることが、良く分からなく何も答えなかった。

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