《MUMEI》

別れは、突然だった。

二人で抱き合って、眠っていた。


キュウゥ〜キュュウウン…タカの声。私は目を覚まし、タカを見た。


タカは私の顔を舐めた。フンフンと鼻を鳴らし、タカに寄り添った私。タカは、弱々しくシッポを振った。


タカは、静かに目を閉じた。その目は、二度と開く事はなかった。

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