《MUMEI》

「乙矢何……?」

瞼を落としかけた是清が五センチだけドアから隙間を開けて、出迎える。


「俺、幸せなんだけど。」

「俺……、まだ仕事なんだけど。」

仕事の方が俺より大切らしい。
隙間から内股へと指を突っ込む。

「……いや、嬉しいけどね……今じゃ無いよな   ――――――ア 」

是清の緩めた隙間からどんどん侵入する。

なんだか、気分が良くて髭面の是清の体中にキスをしまくりたい。

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