《MUMEI》
おまけ〈早く人間になりた〜い!〉
「俺のママは、40歳で、パパは42歳なんだ。」


カイトの通う、学校での会話。


「ボクん家は、ママは32歳で若いんだ。パパは35歳だよ。カイトん家は…?」


「ん?僕のママは、19歳で、パパは、ん〜と16歳かな?」


「カ、カイトったら、冗談上手いなあ…」


ひきつり笑いの、友人達…。



「あ、俺ん家のカーチャン、金髪碧眼なんだぜ!美人だし…トーチャンはメタボだけどな〜、カイトのとこは?」


「ん?僕の家は、ママは、コンピューターに脳みそだし、パパは、白髪赤目の、ユラユラした影の薄い人。」


「………。」


その日から、カイトの一家は妖怪家族と呼ばれるようになった。


おしまい( ̄○ ̄;)

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