《MUMEI》

「おや、小林少年 もう帰るのか?」
いっくんパパ〜登場(笑)


「おじさん、おいらはもう少年Aじゃありません。もうすぐ二十歳です。」


…そーだよ、いっくんは おいらの誕生日すら、覚えてないんだ…


いっくんにとって、おいらの存在なんてそんなもんなんだ…ふん!

「ん…少し大人げないかな?」


いーや、いっくんの あの、曰くあり気な隠し方が気に入らない!

「ちょっと、おと〜ちゃん どいて!」


「いっくん、ママはママって呼ぶのに、なんでパパはおと〜ちゃんなんだ?」


「パパって顔してないじゃん」


「うう…パパいじけちゃうよ」


「いじけんなよ、ひょーきんと〜ちゃん!」


「あーもしもし中里?今いくとこ?あたしもいく!気が変わったんだ。2番とファースト空けといて!」

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