《MUMEI》

「七生ー、変な物がお前宛に届いてる。」

七生父が家に珍しく居た。

「勝手に俺の荷物開けんなよ!」

「腹減ったんだもん。しかも食い物じゃねーし!」

二人は兄弟のような喧嘩を繰り広げる。


七生の荷物は箱に丁寧に梱包されていたような形跡があった。
今は箱の蓋は開き、壊れ物に入っているクッションが床から溢れていた。

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