《MUMEI》
恐怖週間
「跪づけ。
お前に相応しい仕事だ。」

氷室様の威圧が怖い。
僕達が親友と認められるようになってから一層、氷室様のスキンシップが激しくなった気がする。

僕は氷室様の為なら跪づいて靴を舐めることも出来ますのに。


「そんなものでは靴は綺麗にならんな、ホラ、もっと舌を使え。」

ひっぱたかれて、鎖で繋がれながら、氷室様の靴を綺麗にする。

これは僕に相応しい仕事だと言うならば、僕にしか出来ない仕事なのだろう。
僕は、氷室様に認められてなんとしても……









氷室様を『千秋様』って呼ばせて貰うんだ……!

氷室様の弟様も名前で氷室様を呼んでいた、則ち、名前で呼ぶことはより親愛の証なのだ。

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