《MUMEI》

翌日の火曜日。


学校に行って、


それからいつものように赤高に練習へ。


今日は海南クラブの練習もあるし、そのまま一緒に行こうってことで恭介と一緒に行った。


恭介が来るから、


ギャラリーの女の子がちょっと増えるな。


ちょっとだけね。


ホントちょっと。


いや、むしろ増えてないんじゃないのかな。


「今日翔太も来るんだろ?」


「もちろん。


翔太だって赤高のコーチなんだから当然しょ。」


「この前の大会でわかったけどさ〜、


やっぱあいつ上手いのな。」


「そりゃあね!!


ヤマトの次のキャプテンだもん!!」


「何であいつ大学行かなかったのかなぁ〜。」


「…ま、翔太のにも色々あるさ。


てか、恭介だって人のこと言えないじゃん!!」


翔太は離婚した両親にこれ以上頼りたくなくて、


早く自立したくて大学に行かなかった…


でも僕の口から言うことじゃない。


「俺は〜、


卒業したら海南クラブでやりたいって思ってたし?


誘われてたし?


まぁ別にハンドできれば大学じゃなくてもいいかなって感じだったから。」


「ふ〜ん。」


「てかクロ、


お前今日から練習参加すんだろ?」


「そうそう!!


もう腕バッチリだしね!!」


今日から僕も参加。


そして僕たちは赤高に着いた。

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