《MUMEI》

「…彼女ハ……僕ニ……救ぃノ…手ヲ

…ヒュゥ…差シ延べテ……ヒュゥ…クレた…

…タッタ…一人ノ……ヒュゥ……味方…

…だッタンダ……ヒュゥ…」



命を削るように単語を連ねるスネオ――…



その時、彼の目尻に溜まっていた涙が、一筋の流れとなって伝い落ちた――…。



☆゚・:*:.。○。.:*:・゚☆゚・:*:.。○。



僕はジャイアンに殴られた後、一人で町中の八百屋を奔走し、林檎を買い集めていたんだ…。



――…こんな時、のび太やドラえもんなら快く協力してくれただろうに…


まったく……ジャイアンには失望したよ…。


嗚呼……だんだん腹が立ってきた…!

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