《MUMEI》

すると木々の間から、男が出てきた。


男はベージュのコートを着、右肩の上にライフルを乗せていた。


「どうも吸血鬼さん、さすがに普通の銃弾では効かないな。」


「当たり前だ、俺たちはお前らと作りが違うからな。」


灰色の髪をした吸血鬼は手のひらについた血を舐め終わり、手のひらに唾液をつけ怪我した頭を抑えた。


「あぁ痛いなぁ、どうしてくれるんだよ。せっかく喉が潤っていたのに、お前のせいで喉が渇いちゃったよ。」

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