《MUMEI》

灰色の髪をした吸血鬼は、頭から手を離した。


血は止まり、傷は塞がっているようだった。


「傷の治りが早いな。」


「当たり前だ、俺は上級吸血鬼だからな。人間の血だけではなく他の血も貪ったからな。」


「へぇそうなんですか、もし私があなたが貪った血を飲んだらどうなるんだ。」


ハンターの男は、興味本位で聞いているようだった。


灰色の髪をした吸血鬼はニヤリと笑った。


「俺の血飲んでみるか!」

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