《MUMEI》

ましろは床に座り込んだまま、顔を下に向け涙を流した。


滴る涙はCD
髪に落ちた。


「死ねよ…。死ねよ…。」

ましろは小さい声で呟いた。その声は小さすぎてユナセには聞こえなかった。


「姉ちゃんのバーカっ!斬られた気分はどうだ?自慢の髪を失ったんだからな。」


「死ねよ…。死ねよ…。」

ましろは、またしても小さな声で呟いた。


「ショックで何も言えないのか?」

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