《MUMEI》
※優しい嘘。
(彼の親友)
『お前、それはヒドいだろ?』


(彼)
『いいんだよ!
どうせ別れるんだから!』

(彼の親友)
『彼女…この雨の中待ってるかもよ…?』


(彼)
『…かもな。
でもさ〜ヒドいフリ方した方が別れやすいんだよ!』


(彼の親友)
『…お前間違ってるよ!
信じて待ってる人を傷つけて良いわけないだろ!!』


…俺は走った!!


親友の彼女の所まで…。


ずぶ濡れの中、彼を信じて待ち続けている彼女…。


俺はとっさに嘘をついた。


彼女が笑ってくれればいいと…その思いだけだった。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫