《MUMEI》

「弟がお風呂からあがって来ないので…見てみたら、沈んでいたんです…。あの!弟は助かりますか!?」


ましろはまたしても、嘘泣きを始めた。


「お姉さん落ち着いて下さい。弟さんの状態を教えてください。」


「沈んでいたんでお風呂から、出したんですけど、全然動かないんです。心臓の音がまったく聞こえないんです。」


ましろは、大声で嘘泣きをした。


「分かりました。すぐに向かいます。住所を教えてください。」


「はい…。――――――で…す。」

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