《MUMEI》 …あったま きちゃうな。あたしは、おに〜ちゃんの為にしてんのに、勉強だって ちゃんとやろーと思ってんのに… 分かっちゃないんだからさあ、まったく! もう止めた!! 「ん!?」 勝三(かつみ)ちゃん…おに〜ちゃんの二番目のね〜ちゃん。 「あら、いっくん。」「話したでしょ、お隣のいっくん。鉄哉が家庭教師に行ってる。」 隣の男性に説明する、勝三ちゃん。 「なんだ、いっくんて、男の子だったの?」 「カチン!女です☆」 「うっそだあ〜」 信じない男性! 「バカね★あ、これ〜あたしの婚約者。」 と勝三ちゃん。 「え!だって勝三ちゃん、結婚なんてしないって言ってたじゃない…だから、あたしも勝三ちゃんみたいに生きたいな〜って憧れてたのに…。」 「あんなの、ガキの頃の戯言よ。」 「ほんとに女の子?拘るな〜。」 まだ言ってる婚約者。 前へ |次へ |
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