《MUMEI》

"ピンポーン"


「は、はーい!」


ましろは外に聞こえるように大きな声で返事した。


「朝香です。迎えに来ました。」


ましろは壁時計を見た、時刻は8時になっていた。


「やばっ、はーい!今行きます!」


ましろはいつものバックの中に適当に教科書を入れた。


「セツ、私学校に行ってくるから。あと他にも聞きたいことがあるからまた後でね。」

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