《MUMEI》

「どうしたんですか?私を殺さないんですか。」


そんな優しい言葉で
そんな可愛い笑顔で
言われたら
殺すことなんて
できねぇよ


しかも由々壬と
似たような顔を
しやがって


俺はベッドの上に座っている、嬉呂巴に抱きつき涙を流した。


「どうしたんですか鳳由さん。」


憎んでいた吸血鬼に
恋するなんて
由々壬に似た奴に
恋するなんて

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