《MUMEI》

ましろは少し歩き、黒板の前に立った。


砂田先生は黒板にましろの名前を書いている所だった。


そんな中ましろは教室を見回していた。


机は4×4で並び、2列目の一番後ろの席が空いていた。


15人しかいない教室
今私を入れて
16人になった


私が通っていた
学校より広々と感じた。


「原中さん、自己紹介お願いします。」


「はい、原中ましろです。中学2年生ですよろしくお願いします。」

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