《MUMEI》

しずかちゃんと僕は、直ぐさま行動に移し出来杉くんの家を訪れた――…。



「頼む!出来杉くん!

…僕を助けると思って協力してくれないか!?」



「出来杉さん……私からもお願いするわ…。」



「いったい、どうしたんだよ?スネオくん…。しずかくんまで…」



「理由は聞かないでくれ…。

…とにかく、人の命が賭かっているんだ…。」



僕らは必死に林檎集めに協力してくれるよう、彼に頭を下げたんだ。



―――…すると……



「……分かった…。

…僕に出来ることがあれば、協力するよ…。」



彼は暖かい手で僕の肩を叩いたのさ…。

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