《MUMEI》

「もう大丈夫ですよ。」


「あぁ、ありがとう。」


「はい、家に戻りましょ愁浪さん。」


愁浪はじばらく、胸と首筋を押さえ座り込んでいる磐堵を見ていたが嬉呂巴と共に家に入った。


「瑠姫麗、お父さんあまり時間がないようだ。」


磐堵は腕時計を見、立ち上がりライフルと拳銃をしまい、乗ってきた馬に近づいた。


「帰ろ瑠姫麗の元…、協会に。」


磐堵は馬に乗り走って協会へ戻った。

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