《MUMEI》

「うーんとねぇ、お馬さんの乗り方教えて!」


「あぁ、良し行くか。」


俺は綺嘉を抱っこし、家を出て俺の愛用の馬に綺嘉を乗せた。


「綺嘉、前に教えた通りにしてみろ。きっと出来るはずだ。」


「う、うん。」


綺嘉はそっと馬を蹴り、歩かせた。


「お、お父さん!ど、どうしよう。」


「大丈夫だ上手い上手い!そのままずっと乗ってコツを掴みな。」


「うん、その辺歩いてくる。」

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