《MUMEI》

「き…嬉呂巴…。」


俺は始めてみる嬉呂巴に、恐怖感を持ってしまい無意識に長い銃を取りに行っていた。


「愁浪さん、どうして銃を取るんですか?もうそれは必要ないでしょ?」


嬉呂巴は爪を伸ばし、フラフラしながら俺に近づいてきた。


「嬉呂巴、一体どうしたんだよ。」


俺は近づいてくる嬉呂巴から離れるため、ゆっくりドアに向かった。


「ねぇどうして、外に出ようとするんですか?」

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