《MUMEI》

春。私は大学生になった。先月から親元を離れ、東京で1人暮らしをしている。東京での暮らしは実にワンパターンだ。
朝7時に起きて身支度をして学校へ行き、その後はバイトかサークル活動。時々自分が何の為に生きてるのか分からなくなる。が、生憎そんな事を考えている余裕なんかない。そんな暇あるなら勉強してイイトコロに就職しろ。それが日本人のオキマリ事だから。

そして今日も
いつもと何ら変わらない朝。何かを急かすようにやって来た満員電車に仏頂面な社会人が詰め入る。
自分はこうはなりたくないな、と思いながら空いた6番ホームのベンチに腰を下ろして次の電車を待つ。

コピー機にかけたかのような私の習慣化された毎日。

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