《MUMEI》
とモ打CHI
「杏、杏〜?」
誰かが私を揺すり起こした。そこには入学当初から仲の良い 浅木 百合香が立っていた。
「さっきの授業爆睡だったじゃん。今回単位落としても知らないからね」
私は働かない脳ミソで適当に わかってる と応えた。
「そんなことばっかりしてたら洋一に嫌われちゃうよ〜」
百合香はそういって、羨ましー。と呟いた。
私はあえて返事をしなかった。代わりに「お腹すいたな、ランチ行こうよ」と言った。
百合香は「今日は亜季と茉奈も一緒に食べるって」
洋一のことについて少し気まずそうな顔をして返事をしなかった私の態度を、百合香は何とも思ってないようだった。百合香の目には私たち2人は上手くいってると写っていたようだ。
そんな百合香をみて内心少しほっとした。

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