《MUMEI》

「‥‥‥‥‥‥」

「アリス、聞こえただろう」

「‥‥‥何で」

「‥?」

「何でウチはアカンの‥?」

「お嬢様、何もお気遣いになる事はありませんよ(微笑)」

「せやけど、もうウチかて12なんやし、自分のコト位自分で」

「迷惑だ」

「ぇ」

「お前は主人らしく振る舞っていればいい」

「‥っ‥‥」

何やねん‥

ソレ‥‥。

「お嬢様‥?」

≪ぽた‥≫

「ぉ、お嬢様、泣いてらっしゃるんですか‥!?」

「分かった‥」

「お嬢様‥っ」

≪ダッ≫

ウチは部屋に駆け込んで‥

≪ぼふっ≫

ベッドに突っ伏した‥。

「‥‥‥っ‥」

ウチ‥

迷惑なんやろか‥。

黒兎の言うた通り‥‥‥

そうなんやろか‥。

だとしたら‥

ウチ‥‥‥。

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