《MUMEI》

上に乗っかっていた化け物がどいた俺は立ち上がり、倒れている嬉呂巴に銃を向けた。


「しゅ…愁浪さん…助けて下さい…。私やっと目が覚めたんです…すみません、その傷私がやったんですよね?」


「あぁ、そうだ。すごくいてぇよ。」


「すみません。」


嬉呂巴は両手で、頭を抑えながら涙を流し言った。


「俺今気づいたんだ、やっぱり吸血鬼って俺らの敵なんだな。本性出しやがってこの化け物!!俺を殺そうとしやがって。」

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