《MUMEI》

綺嘉がこの現場についた時には、数十分以上経過していた。


地面には真っ赤に染まっている嬉呂巴が倒れていた。


「お、お母さんっ!」


綺嘉は馬から下り、走って嬉呂巴に近づき抱きついた。


「お母さん!お母さん!どうしたの!」


そこに母のぬくもりはなく、冷たい母がそこにいた。


綺嘉は嬉呂巴の血で体絶対赤くなった。


「お母さん…お母さん…お…母…さん。」

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫