《MUMEI》

「そんなに、毎日研がなくても…」
と姑は、笑うが、美味しい料理が食べれるからと、好きにさせてくれる。


「あたしゃ、幸せだよ、息子が料理上手の嫁を貰ってさ。」
よく、親戚の叔父、叔母に、自慢気に話している。


ちょっと、照れ臭いが、やはり嬉しい。


この幸せが、いつまでも続くと信じていた。あの日まで…

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