《MUMEI》

「あぁこの若さか、化け物の血を吸っていくうちに俺は年をとっていかなくなった。

それと同時に、人間以上の力を手に入れることができた。」


「あなたはそれに値する代償は払いましたか?」


「代償?俺はそんなもの払わなくていいんだ。選ばれた人間だからな。」


愁浪は立ち上がり、地面に降りた。


「綺嘉、俺を殺したいだろ。相手してやるよ。」


「愁浪!」

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