《MUMEI》

塁羅は三又槍を出し、紫吾の右腕を10センチぐらい斬った。


『いっ!』


紫吾の腕から血が流れた。


「す、すみません痛いですか。」


『大丈夫だ、気にするな早くしろ。』


「はい。」


塁羅は傷口を隠すように右手を置いた。


傷口から紫吾の体の中に、魔法の光を流しながら目を瞑った。

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