《MUMEI》 糸は塁羅の手のひらから離れ、地面に落ち消えた。 塁羅は呼吸を荒くしたまま、水色の光で紫吾全体を包んだ。 『塁羅』 「な…ん…何ですか…?」 『ありがとう、もう大丈夫だ。』 「そうですか…。」 塁羅は水色の光を消すと、紫吾の方へ倒れた。 『塁羅!』 前へ |次へ |
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