《MUMEI》 「いけない、しまって!」 焼き菓子を僕のスカートの中にしまう。 「おい、時間だ。」 扉が開き、低い男の声が聞こえた。 「ちゃんと……言った通りにするんだよ!」 菓子の人は僕に向かって囁いた。 いい人だ、この焼き菓子がどうなるのかは分からないけどこの短い間に優しさは伝わったと思う。 引きずられて扉が閉まる音が聞こえた。 ……というより、扉の向こうに何があるのか、怖過ぎる……。 前へ |次へ |
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