《MUMEI》
高校生翔太
「いけ!!」


「…!!」


「ナイッシュー!!」


「…当然でしょ。」


昨年夏大会。


古田翔太。


最後の大会。


初戦。


42対11という大差をつけ、赤城北高校は勝利する。


「翔太さん凄かったす!!」


「そうかぁ?


確かに圧勝だったけど、


俺としては不本意な結果だなぁ~。」


「え~!?なんでですかぁ!?


得点とアシスト、どっちも10点以上ですよ!!」


「…まぁな。


けどさ、10点取っても得点王じゃないんだぞ?


ちょっと凹むわ。」


「えぇ~、凄いと思うけどなぁ~?」


「…椎名。お前いい奴だな。」


「そんなことないっすよ。」


「ふぅ…」


(10点取って得点王じゃなかったのは初めてだな…


猪狩…


すげ~後輩だよ全く…)


「先輩。


次の試合見に行きましょうよ。」


「おぅ。今行く。」


この時、


スターティングメンバーは、


センター古田翔太。


左45美山幸弘。


そして右45は、


猪狩圭吾。


通常スコアラーが左45となるものだが、


猪狩はサウスポーということから、


右45に位置していた。


「ユキヒロ~。


お前も早く来い!!」


「は~い。」

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