《MUMEI》
洋一
洋一は私の恋人。
大学に入ってすぐに仲良くなった百合香の友達で、大学の昼休みに百合香とご飯を食べていると突然やって来て、紹介された。

彼の人懐こい性格のせいかすぐに打ち解けることができた。
私と好きな番組やら音楽が一緒で話がよくあった。出会ったその日から連絡を取り合うようになり、時々2人きりで会うようになった。そして出会ってから1週間で「付き合いたい」と洋一にいわれ、私たちは恋人になった。

正直、洋一と私の性格や価値観は正反対だ。洋一は私にとって出来すぎた人間だと思う。授業は毎回休みなく遅刻なく真面目に受け、友達思いで優しくて、頭が良くてスポーツができて、将来のプランがほぼ完全に出来上がってあるような人だ。
それに比べ私は、授業はたまにサボるし受けても爆睡だし、気分屋で少し短気だ。容姿だってめちゃくちゃ美人なわけではないし頭もたいして良くなければ将来設計図なんかまだまだ真っ白。
なんでこれ程出来上がりすぎてる男性が私を選んだのかすごく疑問だった。私にはもったいない男性だったから。そんな尊敬できる洋一を手本にして、彼につりあえるような女性になろうと努力した。
でも付きあってから1ヶ月ほどたってお互いの熱が落ち着いてきたころ、私の彼への気持ちが揺らいでしまった。

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