《MUMEI》

ましろは、右肩を押さえながら後ろを振り返った。


そこには片手にバットを持って、微笑んでいる龍成がいた…。


「ましろ、次は俺様だけで殺してやるよ!」


河山君…
さっきと同じ顔してる…


「行くぞ、ましろぉぉぉー!」


ましろは、ビクッと反応し走り出した。


足が上手く動かない


ましろはすぐ追いつかれることを承知して、精一杯走った。

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