《MUMEI》

ましろは再び目を覚ました。


ゆっくり体を起こし、辺りを見回してみた。


良かった
河山君いない…


ましろは体育座りをし、体を見ながらゆっくりさすった。


無傷
骨も飛び出ていない…


傷はないけど
ものすごく痛い…


死んでいく…
感覚が…
蘇る…


刺される感覚

潰される感覚

死んでいく感覚

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