《MUMEI》
嫌な男
「やあ、凛くん…」
そいつは、俺の名を呼んだ。


俺は、露骨に嫌な顔をしてしまった。


そいつは、俺のファンクラブの会長だった。なんか、金持ちの息子だとかで〜俺に、プレゼントを送りつけて来た。


「いらねぇ!」って、全部突き返してやったら、なんかプライドが傷付いたらしい。


待ち伏せしたり、強引に呼び出したりされた。今はカイルがいるから、大人しくなったが…。

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