《MUMEI》

綺嘉はまだ暗い所に1人座っていた。


「綺嘉…綺嘉…。私の可愛い子供…。」


暗い所で優しい母の声が聞こえてきた。


「母さん!?」


綺嘉は立ち上がり、当てもなく走り出した。


「母さん!どこにいるの!」


「私今、あなたの中にいますよ。」


「えっ?俺の中?」


綺嘉は立ち止まり自分のを見た。

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