《MUMEI》

「母さんどうしてここにいるの?」


「愁浪さんが私の血を綺嘉の体の中に入れたからですよ。吸血鬼の血は腐りはせず永遠に生き続けるんです。

12年ぶりね綺嘉、こんなにかっこよくなっちゃって。」


嬉呂巴は綺嘉の頬を優しく触れ、微笑んだ。


「私と会うことが出来たんだから目覚めなさい。私はこれから先あなたと共に生き続けます。

もう綺嘉を1人にしないわ。」


「母さんありがとう。俺母さんと会えて良かった。」


綺嘉は涙を流し目を瞑った。

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