《MUMEI》 「実は…私達、外で葛原さんにあった事があるんです。 その時、洋平が聞いたんですよ。『僕達の事覚えてますか』って。 でも『知らない』って… 私達の事、覚えてなかったんですよ。 取り調べした次の日だったのに。」 本多は美樹の話を黙って聞いていたが、そこまで聞いて目を見開いた。 美樹はそれを見逃さなかった。 「おかしいですよね? 本多さんの言っていた通りなら、覚えている筈ですよね?」 確認するように聞かれた本多は、無言のまま頷いた。 前へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |