《MUMEI》

「又旅の間は死んだ魂の無念を広い集める場所、もし、彼に会えたらどうしますか?」




「――――彼に、会えるのですか?!」

私はまだ、何も伝え切れていない。

「会いたいですか?」


「勿論です!」




「では、お連れしましょう」

黒い男は一息で蝋燭を吹き消した。

突然の暗闇に私は瞬きをする。

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