《MUMEI》
「お嬢ちゃん、この世で一番輝く花をおいら知っているよ」
尻尾が生えて耳の尖んがった男の子は言いました。
「まあ、本当に?」
お人形は喜びました。
「その代わりお嬢ちゃんの右手をおくれよ。」
「ええ、分かったわ。」
お人形は右手をあげました。
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