《MUMEI》

「お嬢ちゃん、この世で一番輝く花をおいら知っているよ」

尻尾が生えて耳の尖んがった男の子は言いました。


「まあ、本当に?」

お人形は喜びました。


「その代わりお嬢ちゃんの右手をおくれよ。」

「ええ、分かったわ。」

お人形は右手をあげました。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫