《MUMEI》

お人形は言われた通りの道から迷ってしまいました。

「お嬢ちゃん、お嬢ちゃん迷子かえ?」

尻尾が生えて耳の尖んがったお爺さんが話しかけてくれました。


「この世で一番輝く花を探していて迷ってしまったの。」


「それなら儂は知っとるよ。教えてやってもいいがその左足と交換だ。」


お人形は喜びました。

「どうぞ、
私、何でもするわ」

お人形は左足を交換して道を教えてもらいました。

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