《MUMEI》

「何故?
私の手足がもう一度生えてこれば私はこの世で一番輝く花を見つけられます。」

お人形は言いました。



「違うのです。
お人形と違い人間は一つの体を大切にするのですよ。

そして、簡単に何かを渡して探すのではなく、努力するのです。

貴方は手足だけではなく心もお人形だったのです。」

妖精は悲しげに人差し指を振って光の中へ消えて行きました。

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