《MUMEI》 裕福なお家の女の子はもうすぐ生まれたばかりの妹がやってくるのでとてもわくわくしています。 待ち切れない思いで野原をたくさん駆け巡りました。 足先にある石ころを蹴りあげます。 「お嬢様、はしたないですよ。」 お手伝いさんに怒られてしまうくらいのお転婆さんです。 「まだかしら私の妹!」 「もうすぐですよ、ほら、あれは石ころじゃなくてゴミじゃありませんか。薄気味悪い。」 石ころではないものはかつて女の子に大切にされていたお人形でした。 「やだあ、お家で洗ってもらいましょ!」 女の子はそんなことを言いましたがお人形なので何も感じませんでした。 終 前へ |
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